【梅雨の不調は「気象病」かも?】薬局でできるセルフケアをご紹介
朝から湿気が強くて起きるのがつらい、なんとなく体が重だるい、学校や仕事に行きたくない…
そんなふうに感じたことはありませんか?
梅雨の時期は、天気の悪さだけでなく、気圧や湿度の変化が体に大きな影響を与える季節です。
「気のせいかな」と思われがちなこうした不調、実は**「気象病」**と呼ばれるものかもしれません。
今回は、梅雨時期に多い体調の変化と、その原因、そして薬局でできるセルフケアについてご紹介します。
■ 梅雨の季節、こんな体調の変化はありませんか?
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朝からだるくてベッドから起き上がれない
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低気圧が近づくと頭痛や肩こりがひどくなる
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めまいや耳鳴りを感じる
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気分が落ち込みやすく、やる気が出ない
こうした症状に心当たりがある方は、気圧や湿度の変化によって自律神経が乱れている可能性があります。
これがいわゆる「気象病」です。
■ なぜ梅雨に体調を崩しやすいの?
梅雨の時期は、
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気圧が不安定で下がりやすい
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湿度が高く、空気が重く感じる
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日照時間が短くなり、体内時計が乱れやすい
こうした環境変化が、体のバランスを保つ自律神経にストレスを与え、以下のような不調を引き起こします:
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血流の悪化(冷え・むくみ)
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ホルモンバランスの乱れ(イライラ・不眠)
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内耳の気圧センサーの誤作動(めまい・吐き気)
特に女性や天候に敏感な方、ストレスを感じやすい方に多く見られる傾向です。
■ 梅雨を快適に過ごすためのセルフケア
気象病を和らげるために、以下のような習慣を取り入れてみましょう。
☀ 朝起きたらカーテンを開けて光を浴びる
(曇りの日でも、自然光を浴びるだけで体内時計が整います)
🚶♀ 軽めの運動やストレッチ
(血流が良くなることで、自律神経も安定しやすくなります)
🛁 ぬるめのお風呂でリラックス
(38〜40度のお湯に15分程度つかると副交感神経が優位に)
🍵 温かい飲み物や栄養バランスの良い食事を心がける
(冷たい飲み物ばかり取ると内臓が冷えて不調の原因に)
■ 薬局でできる「気象病」対策サポート
当薬局では、以下のようなご相談にも対応しています:
💊 頭痛・めまい・だるさに対応する市販薬のご案内
🌿 漢方薬のご相談(五苓散、苓桂朮甘湯、柴胡加竜骨牡蛎湯など)
📖 お薬手帳で過去の体調傾向を一緒に確認
📈 気象病に関する情報提供・セルフチェック
「雨が降る前に体調が悪くなる気がする」「気圧のせいでいつも眠い」
そんなお悩みも、ぜひお気軽にお話しください。
■ まとめ|不調のサインを見逃さず、自分をいたわる季節に
梅雨時の不調は、決して気のせいではありません。
季節の変化に体がついていけず、SOSを出しているサインかもしれません。
生活習慣の見直しや、薬局でのちょっとした相談でも、毎日の体調はぐっと変わってくることがあります。
じめじめした季節を少しでも快適に乗り越えるために、
ぜひ当薬局もあなたの健康サポートにお役立てください😊